静岡県浜松市でオール電化商材の販売施工を承っているサンコーリモデルです。
毎日、お湯を作ってくれているエコキュートですが、タンクのお手入れは
日常的にやっている方は少ないかと思います。
エコキュートタンクのお手入れ方法は下記のようになります。
エコキュートのタンクのお手入れは、貯湯タンク内の衛生を保ち、機器の効率を維持し、長持ちさせるために非常に重要です。主に貯湯タンク内部の排水清掃、風呂配管の洗浄、そして貯湯ユニット・ヒートポンプユニットの外部清掃に分けられます。
【重要】お手入れの前に必ずお読みください
- 必ずご自宅のエコキュートの「取扱説明書」をご確認ください。 メーカーや機種によって、手順や注意点、推奨される頻度が異なります。
- やけどに十分注意してください。 高温のお湯が出てくる可能性があります。
- ご自身で難しいと感じたら、無理せず販売店や専門業者、メーカーの相談窓口に連絡しましょう。
1. 貯湯タンク内部の排水清掃
タンク内に溜まった水は、時間とともに沈殿物(スケールなど)が発生したり、
雑菌が繁殖する可能性があります。定期的な排水・給水でタンク内を綺麗に保ちます。
推奨頻度:
- 数ヶ月に一度、または半年に一度程度
※機種や地域、使用状況により異なります。取扱説明書をご確認ください。 - 長期旅行などで不在にした後など
準備するもの:
- 脚部カバーを外すためのドライバー(必要な場合)
- 排水栓からお湯を受けるバケツやホース(必要であれば)
- タオル、雑巾
お手入れ手順:
- 安全確保:電源プラグを抜く、または漏電遮断器を切る
- 感電防止のため、作業前に必ず電源を切りましょう。(機種によっては不要な場合もあります。取扱説明書を確認。)
- 給水止水栓を閉める
- エコキュート本体の近くにある給水止水栓(青いハンドルが多い)を閉めます。これにより、タンクへの水の供給が止まります。
- 逃し弁を開ける
- タンク上部または側部にある「逃し弁」のレバーを起こし、開けます。これによりタンク内の圧力が下がり、スムーズな排水が可能になります。
- 開けたときに「シュー」と空気が入る音がすることがあります。
- 排水栓を開ける
- 脚部カバーを外し、タンク下部にある排水栓(白いキャップのようなものが多い)をゆっくりと開けます。
- 高温のお湯が勢いよく出てくることがあるので、やけどに十分注意してください。
- しばらく排水すると、透明な水に変わります。沈殿物が多い場合は濁った水が出続けることがあります。
- 排水完了後、排水栓を閉める
- きれいな水が出るようになったら、排水栓をしっかりと閉めます。
- 逃し弁を閉める
- 逃し弁のレバーを元の位置に戻し、閉じます。
- 給水止水栓を開ける
- 閉めていた給水止水栓をゆっくりと開け、タンクに水を補充します。
- この時、逃し弁から水がチョロチョロと出てくることがありますが、これは正常な動作です。
- 台所やお風呂の蛇口からお湯を出す
- 台所やお風呂など、お湯が出る蛇口を全開にし、約5分間以上お湯を出し続けます。これにより、空気抜きと配管の洗浄が行われます。
- 最初は水しか出ませんが、徐々に空気と混じったお湯、そしてきれいなお湯が出てくるようになります。
- 電源を戻す
- 電源プラグを差し込むか、漏電遮断器を入れ直し、リモコンにエラー表示などがないか確認します。
2. 風呂配管(追い焚き配管)の洗浄
お風呂の追い焚き配管には、皮脂汚れや雑菌が蓄積しやすいです。浴槽のお湯を清潔に保つために、定期的な洗浄が必要です。
推奨頻度:
- 数ヶ月に一度程度(使用頻度や汚れ具合によります)
お手入れ方法:
- 市販の風呂釜洗浄剤を使用する
- 「ジャバ」などの風呂釜洗浄剤を使い、製品の指示に従って洗浄します。
- 自動で洗浄してくれるタイプのエコキュートもありますので、取扱説明書をご確認ください。
- エコキュートの自動洗浄機能を利用する(搭載機種のみ)
- 多くのエコキュートには、浴槽のお湯を排水する際に自動で配管を洗浄する機能が搭載されています。
- リモコンの「風呂配管洗浄」ボタンを押す、または設定で自動洗浄を有効にすることで利用できます。
3. 貯湯ユニット・ヒートポンプユニット外部の清掃
ホコリや汚れを放置すると、熱効率が低下したり、故障の原因になることがあります。
推奨頻度:
- 半年に一度、または年に一度程度
お手入れ手順:
- 貯湯ユニット本体の外側
- 濡らした柔らかい布で、外側の汚れやホコリを拭き取ります。洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めて使用し、その後水拭きで洗剤成分をしっかり拭き取ります。
- 脚部カバーも同様に清掃します。
- ヒートポンプユニット
- ヒートポンプユニットの背面や側面にある吸気口・排気口(フィン部分)にホコリや落ち葉などが詰まっていないか確認し、ブラシや掃除機で優しく取り除きます。
- ここが詰まると、熱交換効率が落ち、電気代が余計にかかる原因になります。
- ファンに直接触れたり、水をかけたりしないように注意してください。
定期的にお手入れを行うことで、エコキュートをより長く快適にお使いいただけます。